AEONベトナムは7月3日、中部ダナン市タンケー地区で「AEONダナン・タンケー」を開業した。コンパクト型の総合スーパー(GMS)としてはベトナム国内で5店舗目となり、中部市場への本格展開を進める重要な拠点となる.

近年、ベトナムの小売市場では近代的な商業施設の開発が加速している。AEONは地域ごとの特性に合わせた店舗形態を展開し、販売ネットワークの拡大を進めている。
開業式で、イオンベトナム代表兼社長の手塚大輔氏は、「2026年から2030年までの中期経営計画では、ベトナムをグループの重点市場と位置付け、事業規模を現在の約3倍に拡大することを目指しています」と述べた。
ダナンは中部ベトナム最大級の経済・商業都市であり、一人当たり所得が高く、小売市場の成長余地も大きいことから、AEONは重点投資地域の一つと位置付けている。
新店舗の売場面積は約3,100平方メートル。ダナン国際空港から車で約5分という利便性の高い立地にあり、「品質」「便利さ」「食の楽しさ」をコンセプトとしている。
施設内には食品スーパー、総菜・デリカコーナー、ヘルス&ビューティー専門店「Glam Beautique」を配置。キャッシュレス決済など最新サービスも導入し、地域住民だけでなく観光客にも快適な買い物環境を提供する。

また、AEONベトナムは地域経済との共生にも力を入れている。店頭商品の約90%がベトナム国内で生産された商品で構成されており、地元企業や生産者との連携を積極的に進めている。
さらに、新店舗の開業により約210人の雇用を創出。従業員はAEONフエ店で研修を受け、日本品質の接客サービスを提供できる人材として育成された。
環境への取り組みとしては、スマートロッカーの設置やマルチチャネルサービスの充実に加え、レジ袋削減を推進するなど、持続可能な店舗運営にも注力している。
AEONは「小売業は平和産業」という理念のもと、地域社会とともに成長しながら、ベトナムでの事業拡大と持続可能な社会の実現を目指していく方針だ。